Post subject: N64 爆ボンバーマン (Bomberman 64)
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ボンバーマンの中でも異色なアクションゲームであるN64ソフト「爆ボンバーマン」に関するトピックです。 このトピックを立てた理由の半分くらいは技などの解説のためですが、非常にTAS映えするゲームであるためもっと多くの人が興味を持つきっかけになればいいなあ、とか思ってます。 今後このゲームのTASを作ろうとする人の役に立ったらとても嬉しいです。そんな人がいたら遠慮無く書き込んでください。 ひとまず技とシステム周りの解説を書こうと思ってます。 あと、英語トピックで公開したWIPも一応貼っておきます。100%runの完成にはまだちょっとかかります。 http://www.youtube.com/watch?v=qbN3kcjqHeU
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爆ボンのテクニックは美文氏のサイトにまとめられたものから始まり、私が100% testrunである程度の土台を作ってからは、さば氏とNahoc氏によっていくつかの新たな技やルートが開発されてきました。 まずよく使われる技をまとめておきます。多分いくつか忘れてるのでまた書き足します。ちなみにいくつかには名前がついてなくて不便なので仮として適当につけてます( インスタントボムタワー 爆ボンTASをTASたらしめている基本技で、壁もないところに突然ボムタワーを作ります。 原理としては土台となるボムがボムリフトをキャンセルすることによって起きます。(美文氏のサイトがわかりやすい) (初期カメラ方向に対して)縦横方向を向いているときも斜めを向いているときも同様の入力でできます。 作りたい方向に対してA+下→斜め下またはA+斜め下→下(全て100%入力)と押すことでボムタワーを作れる準備が整いますが、普通にやるだけではボンが逆方向を向いてしまいできないため工夫が要ります。 これについては次のレスに詳しく書きますが、ボンが方向転換をする際、入力してから完了するまで数Fの時間がかかることを利用します。 インスタントボムタワーは、足場の端から一定距離の間には外向きに作ることができず、弾むはずのボムが滑って落ちてしまいます。 何故かは不明ですが、おそらく足場の端の影響でボムリフトがキャンセルされる位置が通常と僅かに異なるのではと考えてます。 インスタントボムタワーからの通常の気絶ボムジャンプについて。 縦横方向に作ったボムタワーにはそのまま前に入力することでぶつかれますが、斜め方向の場合遅れてしまうようでできません。そのため一度弾んだボムが落ちてくるまで待つ必要が出てきます。 気絶ジャンプの場合、気絶の反動の際に踏むための後ろのボムの位置もときに重要になります。 仕様上ボムは球体であるため真ん中に当たる場合は端に当たる場合より高さも当たる早さも上です。 ただし発展形のタワーを登る際にはできるだけ遅らせることでボムの弾みとタイミングを合わせる必要があることもあります。 放物線キック インスタントボムタワーの土台ボムを蹴って、連鎖により弾んでいる方のボムを放物線状に飛ばす技です。 この技の利点はボム投げよりも早く出せる、Rでボムを止められるという2つです。 毎回同じように蹴ってるように見えますが実は放物線キックには「強い」キックと「軸がぶれない」キックの2種類があります。 強いキックは後者より早く出せ、飛距離と高度においても上回っていますが使う機会としては少ないです。 軸がぶれないキックとはつまり土台ボムの位置が変わらないということで、続けてインスタントボムタワーを繰り出すことができるため汎用性で大きく勝ります。 3段インスタントタワー(仮) 放物線キックをすぐ止めて直後にインスタントボムタワーを再び作ることで3段のボム階段ができます。 階段はできるだけ縦横距離が長くなるように作りますが、それでも殆どは前述のボムの置き方によってジャンプを遅らせないと引っかかって登れません。 また2度目のインスタントボムタワーを作るタイミングによってタワーの跳ね方が変わるのでこれを利用する場合も多いです。 その他のボムタワーはこれらの組み合わせによって作られます。 Bomb drop(仮) ボムキック等を使わずに足場の端からボムだけを落としてしまう技。原型はNahoc氏のany%runにあり(ホワイトアイス1面)、この技から次項のFalling jump(仮)に繋がります。 単体でもボムキックを使わずに下にいる敵を倒す等の使い方が可能です。 特定の足場で特定の入力をすることにより、ボンが一時的な落下状態(1F)の後足場に戻ることができるため、その落下状態の間にAを入れることでボムだけが落ちます。 これができる場所は今判明しているものでは、坂、足場の角、壁に沿っている端、スイッチ、下に階段や坂がある端、それとホワイトアイス3面の特定の足場の6種です。 坂はできる部分とできない部分があるようですが、どの坂にも数箇所はできる部分があると思われます。 角の場合はどちら側の端に落とすかはボンの位置を細かく調整することで変えられます。 なお足場によってはボムが足場にめり込むように落ちる場所もあります。 Falling jump(仮) 前述のBomb drop後、ボンが後を追うように被さることでジャンプできます。 御存知のとおり長距離ジャンプ+着地硬直回避という反則的性能を持っている極めて汎用性の高い技です。 Bomb dropから待ち時間なしで飛び出しフレーム単位で正確な入力をすれば最長距離のジャンプができますが、この時の入力は飛び出す前のボンの位置によって細かく変わるものと思われます。 入力の最後に反対方向にスティックを入れる場合もあり、このとき着地後にボンが反対方向を向きつつ進むスタイリッシュな姿が見られます。 Floating run(仮) 坂を素早く駆け下りる技。ボンは空中に飛び出したとき一定時間は空中を走っており、この速度は通常の走る速度と(多分)同じです。 坂を走る速度は少し遅いため、これを空中を走ることで肩代わりしてしまおうというもの。 先のBomb dropに通ずるような入力で坂を降りる際に一時的な落下状態を作ると、浮遊したまま走れます。 もちろん一定量空中を走ると止まってしまいますが、それを差し引いても十分な時間短縮となります。