SDXTASにおいて重用だと思う点をまとめます。
1.上下・左右同時押しバグについて
コピー技に十字キーの上下・左右同時押しを組み合わせることで、様々なバグを引き起こせます。
特に、ファイア・ジェットの2つは急降下・急上昇による壁抜けが可能です。
これらのバグはヨシミツ氏によって発見されました。
参考記事:
星のカービィスーパーデラックス 十字キー同時押しによるバグについて:しぐすて!
ファイア・ジェットの壁抜けは時間短縮に大きく影響するので必須バグとなります。
実機で再現可能な範囲で最速を目指すTAS動画では、同時押しがルールに反しているという意見もありますが、
1F以内に上→下と素早く入力すれば可能らしく、また実機での同時押し操作を成功させている動画も存在します。
2.日本語版と英語版の違い
日本語版と英語版の最大の違いは、前述の上下・左右同時押しバグが可能かどうかです。
日本語版では可能ですが、英語版その他では不可能になってます。
また、タイトル画面での操作可能時間が違ったり、英語ということでセリフの文字数も長かったりします。
これらの理由でTASVideos内でも日本語版を中心にTAS制作がされています。
3.メモリ関連
キャラの位置や速度を具体的な数値で見るために、RAM Watch(メモリ監視)を使用します。
特定のメモリアドレスを監視することでより精度の高いTASを作ることができます。
メモリアドレスの例
s00988,2u -- X座標(1P)
s00A02,2u -- Y座標(1P)
s016BF,2s -- X速度(1P)
s016C3,2s -- Y速度(1P)
s0098A,2u -- X座標(2P)
s00A04,2u -- Y座標(2P)
s016C1,2s -- X速度(2P)
s00BEC,2s -- Y速度(2P)
2u = 2バイト,符号なし(0~65535) 2s = 2バイト,符号あり(-32768~32767)
このゲームでのメモリ監視は重要なのですすんで使いましょう。
また、LuaScriptによる監視でも同様のことができます。
こちらにあるLuaScriptを使うと良いでしょう↓
http://code.google.com/p/sdxtas/downloads/list